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    アニメ「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」のレビューまとめ

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    こんにちは!

    今回は、「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」についてレビューしていきます!

    「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん(ツンリゼ)」は
    初掲載は「小説になろう」、
    現在はカクヨムで掲載されているネット小説がスタートの作品です。

    原作の小説の初見の段階で
    「これ、ボイスが欲しい」と思った作品だったので
    アニメ化はとてもうれしいです。

    ネット小説で読んでいた当時も連日なろうやカクヨムの人気ランク入りしており、
    KADOKAWAからは発売された後も、
    「このライトノベルが面白い2020」に選出されたりと、
    とても人気の高い作品です。

    もし、まだ観たことがないけど興味があると思っている方は
    ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

    ※ネタバレあり

    目次

    ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんのあらすじ

    「ツンが強い!ツンが強いぞ、リーゼロッテ!」

    「リーゼロッテはツンデレですからねえ。」

    とある日、突然、降ってきた「神の声」に
    王太子ジークヴァルト(通称:ジーク)は困惑します。

    しかも聞かされたのは婚約者リーゼロッテの破滅予告。
    王族にしか聞こえないというその声の主の正体は
    なんと放送部員、「実況の遠藤くん」と「解説の小林さん」でした。

    二人は放送部活動中、
    「逆ハールート以外は誰かしら死んでしまう」という
    ハードなシナリオの乙女ゲーム
    「マジカルに恋して(略して「まじこい」)」をプレイ中に、
    ゲームバグでジークヴァルトと意思疎通ができることになり
    実況と解説の力でリーゼロッテ(と、バルドゥール)の
    破滅フラグを折ることに。

    シナリオの強制力に実況と解説の力で立ち向かう物語で、
    悪役令嬢に実況をつけたら「ツンデレ」が過ぎた
    そんな異色のファンタジー・ラブストーリーです。

    ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんの魅力を徹底レビュー

    個人的にこの作品が優れていて、おもしろいと思う点は
    「お話しの構成力」「魅力的なキャラクター」の部分です。

    「お話しの構成力」の点では、
    普通の「悪役令嬢もの」のお話しとは決定的な違いがあり、
    「悪役令嬢もの」なのに「異世界転生」も「異世界憑依」も「甦ってのリベンジ」も
    しないところにあります。

    どんなにジークやリーゼたちが魅力的でも、
    遠藤さんと小林さんが実際にゲームの世界に入り込み、
    キャラクター達と同じ土俵にあったなら、
    他の作品の中に埋もれてしまった可能性もあるほど、
    「実況と解説」は「劇中のキャラクター」とは異なる位相にいるというのが
    この作品の肝であり、面白さを倍増させている点です
    ね。

    神の声が聞こえているのはジークだけ。
    しかもある日突然聞こえるようになり、さながら野球中継かプロレス中継のように、
    立て板に水のように実況され、合間合間で解説される状態。
    そのリアルとゲーム世界とが入り混じる展開が
    コミカル要素を引き立てています。

    一方、「魅力的なキャラクター」の点では、なんといってもリーゼロッテ。
    彼女のツンデレが過ぎるところが、
    ジークの言葉を借りれば「なんだこれかわいいなおい。」です。

    「読点(、)」を挟んでしまったり、
    「漢字」にしてしまったりしては伝わらない
    「なんだこれかわいいなおい。」

    アニメの1話の見どころでもあるリーゼロッテのツンデレは、
    人気声優、中村悠一さんがアテレコしていますが、
    ジークの「ちゅー」で極まるので、
    ジークと一緒に「なんだこれかわいいなおい。」と思い、
    小林さんと一緒に「きたきたきたきた・・・」と思いながら
    見るのが一番いいかと思います。
    まだ見てない原作・コミックス勢は必見です!

    そして、このお話し、どこから入っても楽しめますが、
    ネット小説・小説・コミックス・アニメと4回、
    どのコンテンツでも楽しめるのも特徴です。

    ネット小説は恵ノ島すず先生の書いた当時(2018年~2019年ごろ)の、
    書籍化する前の自由な雰囲気で文章が書かれています。

    展開もそれ以降、出版されたものと少し違うところもありつつ、
    「あ、このシーンは後から加筆だったんだ」とか、
    「あ、このシーンは最初はこういう風に書かれていたのか」など、
    長年のファンが読むもよし、
    「書籍やコミックスを買う前にちょっと原作みたいな」という方も
    手軽に読めるようになっています。

    「本好きの下剋上」
    「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった(略称:はめフラ)」
    「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」と同様、
    ネット小説時代ならではの楽しみ方ができるのがいいところですね。

    また、5万字も加筆されたという刊行中の小説は、
    表紙絵はえいひ先生が可愛らしくキャラデザインをしており、
    この時の挿絵がベースでアニメ版が描かれている模様な点や、
    ネット小説にはない書下ろしエピソードもあるのが特徴です!

    コミックス版は前評判よく売れているライトノベルを
    逆木ルミヲ先生が漫画化し、活字アレルギーの方にも読みやすい
    スタイルに「ツンリゼ」を再構築、エピソードをわかりやすく
    描き起こしてくれています。

    そして、待望のアニメ化。
    しかも、男性声優陣には杉田智一さんと中村悠一さんの仲良しコンビ。
    さらに、キャラデザインは「半妖の夜叉姫」や「ちはやぶる」、
    「3月のライオン」で作画監督をなさっていた片山みゆきさん。

    このアニメ、見ないわけにはいきません。

    まとめ

    基本はラブコメ路線なのもあり、令嬢ものが好きな方はハマると思います。

    「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった(略称:はめフラ)」

    「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」が定番な
    「転生系悪役令嬢」なら、このツンリゼは変化球ながら、
    ラブコメ系が好きな方は楽しめるのではないでしょうか。

    また、遠藤さん・小林さん視点で話を見ることで、
    今まで「悪役令嬢ものはな」と思っていた方も
    抵抗なく楽しめますよ!

    この記事がツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんを視聴するきっかけになれば嬉しいです!

    最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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